パネル式は鉄板で蒸気を作る
スチームクリーナーの蒸気を作る方法には、ボイラー式のほかパネル式という方法があります。パネル式は、スチームクリーナー内部の鉄板を熱し、熱した鉄板の上を水が通るように作られています。水が鉄板の上を通過する時に蒸気を発生する仕組みです。
噴射の時のスチームの温度は、ボイラー式の100度ほどと比較し、パネル式は90℃~85℃でボイラー式よりも低温になります。でも電源を入れてスチームとして噴射できるまでが約30秒程度と短時間なのがメリットです。ボイラー式は、時間がかかるけれど高温、パネル式は短時間だけど低温という事で、使用用途を考えて選ぶ必要があります。
どちらのスチームクリーナーが満足度が高い?
また気になるのはその値段です。ボイラー式とパネル式では、パネル式の方が安価です。ただ、その温度を比べてわかるとおり、汚れ落ちの面を考えるとボイラー式に軍配が上がります。
スチームクリーナーを購入する場合、高温スチームによる掃除の効果を考えてのことだと思います。値段、価格は購入の重要な要素にちがいありません。けれど、汚れを落とすことが第一の目的の製品なのですから、そう考えるとボイラー式の方が使った後の満足度が高いと思います。
また、作業時間について見てみるとボイラー式は連続30分程度のスチーム噴射が可能ですが、パネル式の場合は10分程度です。台所や風呂場などの大掃除を想定しているならボイラー式が適しています。「ちょっとじゅうたんにシミが!」という時は、パネル式が便利に使うことができます。
ボイラー式とパネル式どちらのスチームクリーナーも一長一短あります。予算と置き場所に余裕があるのであれば、両方を揃えるのが当然ベストな選択です。