日本の家の生活様式は様々です
現代日本の家の掃除の大変さは、様々な生活様式が混ざり合っていることもひとつの要因です。昔は畳と板の間だけだった床も、現在はフローリングやじゅうたんと材質も様々です。床だけではなく、周りも、障子もあれば、ふすまもあります。壁一つとっても素材は様々です。素材がちがえば、掃除の方法も変わってきます。
ほうきで「はく」という作業の他に、今までは雑巾掛けをしていたわけですが、その雑巾に棒をつけたモップが現れ、最近では、スチームモップという、モップタイプのスチームクリーナーをよく見かけます。
スチームクリーナーは畳を腐らせないのか
このスチームモップなどのスチームクリーナーは、日本の畳の掃除には使えるのか、最初に見た時に疑問に思いました。というのは、昔あまりしぼれてない雑巾を掃除に使って、おばあちゃんに畳が腐ると叱られたことをふと思いだしたからです。
筆者だけでなく、スチームクリーナーを使って床の掃除を行うと、びちゃびちゃにはならないのか?気になる方も多いと思いますが、スチームクリーナーは想像されるようなびちゃびちゃになることはありません。
高温のスチームを使って掃除しますから、乾燥が速く、畳などを掃除しても、そこまで濡れた感じはしません。ただし、温度が十分に上がる前に使ってしまうと上手く乾きませんから、十分に温度を上げて使う必要があります。
そこまで濡れた感じはしないとはいえ、スチームクリーナーで蒸気を使って掃除したら終わりということではありません。スチームクリーナーで掃除した後は、きちんと雑巾等を使って拭いておくことが必要です。