より高温のスチームを噴射するボイラー式
最近話題のスチームクリーナーは、どのようなお掃除で使えるのかご存じない方が多いと思います。クリーナーといっても、従来の掃除機のようにホコリを吸い込むのではないのはわかりますが、一体どうやって汚れを落とすのか不思議に思われるかもしれません。
スチームクリーナーは、本体内部のタンクの中の水を沸かして高温のお湯にします。お湯から発生した蒸気を吹き付けて汚れを落とす仕組みです。高温なので台所の油汚れなどのしつこい汚れに特に威力を発揮します。
ボイラー式とパネル式
スチームクリーナーが、お湯を沸かしスチームを発生させる方法には、ボイラー式とパネル式の2種類があります。ボイラー式は、ボイラーの中で水を加熱し、高温・高圧の蒸気を発生させる方法です。ボイラー内の温度は140~145度ほどと非常に高温になります。
ボイラー内で140度以上に高温になった水も噴射する時点で少し温度は下がっています。とはいえ、ボイラー式のスチームクリーナーで100度くらいあります。高温だからこそ汚れを分解してくれるわけですが、火傷しないように十分に注意する必要があります。
ボイラー式の方が、パネル式より高温のスチームをだせます。汚れの落ち方は、もちろん高温の方がより効果が期待できます。しかしお湯を沸騰させる時間が7~8分必要になる点はデメリットです。その点はパネル式にアドバンテージがあり、数十秒という短い時間で掃除が開始できます。
スチームクリーナーも様々なメーカーから様々な種類が発売されています。高温でよりきれいになるボイラー式を選択するのか、少しでも短い時間で掃除を始めるためパネル式を選択するのかは、比較する重要ポイントのひとつです。